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LTEカメラ監視
(LTEカメラかんし)
LTEカメラ監視とは、携帯電話のLTE通信を搭載したカメラを現場へ設置し、撮影した静止画像を遠隔地から確認する仕組みです。工場、ビル、屋外設備、離れた事業所などの巡回点検を支援する用途に利用されます。
ハカルプラスの「巡回点検楽スルー」は、設備や計器を定期的に静止画で撮影し、画像をクラウドへ送信するシステムです。動画を常時配信する監視カメラではなく、設定した時刻や必要なタイミングに画像を取得する巡回点検支援システムです。
LTEカメラ監視の基本構成
一般的な構成は、次のとおりです。
- LTE通信機能を備えたカメラ
- カメラを固定する取付金具
- LTE通信回線
- 画像を保存するクラウド
- 画像を確認するパソコンやタブレット
- 必要に応じてオンデマンド撮影用の通信機器
カメラが撮影した画像をLTE通信でクラウドへ送信し、利用者はブラウザから確認します。
静止画による巡回点検
現場巡回では、アナログメータ、液面計、設備外観などを目視確認し、点検表へ記録する作業があります。
LTEカメラを使用すると、定期的に撮影された画像を離れた場所から確認できます。危険場所、屋外、遠隔地などへの巡回回数を減らせる場合があります。
ただし、画像に写らない異音、臭い、振動、漏れなどは確認できません。カメラ点検と現場巡回を使い分けます。
定刻撮影
あらかじめ設定した時刻にカメラが静止画を撮影し、クラウドへ送信します。
毎日または一定の時間間隔で同じ設備を撮影することで、設備状態の変化を比較できます。
点検対象の変化速度に合わせて、撮影時刻や撮影回数を設定します。
オンデマンド撮影
必要なときに遠隔から撮影を要求するオンデマンド撮影にも対応できる構成があります。
ハカルプラスのシステムでは、オンデマンド撮影時にBLEとLTEルータを使用する構成があり、カメラの常時待受け状態や通信条件によって、撮影画像の取得まで時間がかかる場合があります。
リアルタイム動画や瞬時のライブ映像を確認する機能とは異なるため、用途を確認して導入します。
クラウドでの画像確認
撮影画像はハカルプラスクラウドへ保存し、パソコンなどから確認します。
設備ごと、撮影日時ごとに画像を管理することで、前回画像との比較や点検記録として利用できます。
保存期間、閲覧権限、通信回線、利用者アカウントなどを運用前に決めます。
計器値の記録
撮影したアナログメータや表示器の数値を利用者が確認し、クラウド画面へ手入力することで点検値を記録できます。
入力した値をグラフ表示したり、CSV形式で出力したりすることで、変化傾向を確認できます。
巡回点検楽スルーにおける数値入力は、画像からAIが自動的に数値を読み取る機能ではありません。画像を確認した人が値を入力する運用です。
しきい値とメール通知
手入力した点検値に上限値や下限値を設定し、範囲を外れた場合にメール通知を行う構成があります。
画像が撮影された時点で自動的に異常値を判定するのではなく、数値入力後に設定値と比較します。
通知を受けた後の現場確認、設備停止、担当者連絡などの手順を決めておきます。
操作履歴の管理
画像確認、数値入力、対応内容などの操作履歴を残すことで、誰がいつ点検し、どのような対応を行ったか確認できます。
巡回点検の記録を紙から電子化し、点検漏れや転記ミスを抑える用途に活用できます。
点検画像と数値履歴を同じシステムで管理することで、異常発生時の振り返りにも利用できます。
カメラの設置位置
カメラは、点検対象が画像の中央に入り、数字や針を判別できる位置へ設置します。
次の点を確認します。
- カメラと対象物の距離
- 表示文字や目盛りの大きさ
- 撮影角度
- 照明や逆光
- ガラス面への映り込み
- 設備振動
- 人や物による遮蔽
設置後は実際の撮影画像を確認し、取付角度や露出を調整します。
暗所での撮影
カメラには、撮影時の明るさを補正する機能や、暗所でフラッシュを自動的に使用する機能があります。
ただし、反射の強いガラス面、金属面、近距離撮影などでは、フラッシュ光によって表示が見えにくくなる場合があります。
現場の照明条件に合わせて撮影試験を行います。
屋外・粉じん環境
屋外や工場内へ設置する場合は、防じん・防水性能、使用温度、直射日光、結露などを確認します。
レンズへ粉じん、水滴、虫などが付着すると画像を確認しにくくなります。定期的な清掃が必要です。
取付金具の緩みやカメラ角度のずれも点検します。
電源とバッテリー
LTEカメラは充電式バッテリーを備え、電源配線が難しい場所へ設置できる場合があります。
撮影回数、通信状態、温度などによってバッテリー消費量が変化します。定期的な充電や交換の運用を決めます。
オンデマンド撮影に必要なLTEルータなど、周辺機器にはAC100V電源が必要になる構成があります。
LTE通信の確認
LTE通信が利用できる場所であることを確認します。建物内部、地下、金属製盤内などでは電波が弱くなる場合があります。
通信状態が悪いと、画像送信に時間がかかったり、送信できなかったりする可能性があります。
導入前に実際の設置場所で通信確認を行います。
ライブカメラとの違い
一般的なライブカメラは、動画を連続的に配信し、現在の様子をリアルタイムで確認します。
巡回点検楽スルーは静止画を一定の時刻や要求時に撮影し、点検記録として利用するシステムです。
人の侵入監視や瞬時の設備動作確認など、常時動画が必要な用途には、別のカメラシステムを検討します。
保守点検
定期的にカメラのレンズ、取付状態、バッテリー、通信状態、撮影画像を確認します。
設備改修や計器交換によって表示位置が変わった場合は、カメラの向きを再調整します。
クラウドへ画像が届いていない場合は、カメラ電源、バッテリー、LTE通信、設定時刻を確認します。
ハカルプラスの対応
ハカルプラスでは、LTEカメラとハカルプラスクラウドを組み合わせた「巡回点検楽スルー」により、設備の静止画確認、点検値の手入力、グラフ表示、CSV出力、しきい値通知などを行う構成を提供しています。
撮影対象、設置環境、撮影回数、オンデマンド撮影の必要性、通信状態などを確認して構成します。
よくある質問
Q. LTEカメラで動画を確認できますか?
A. 巡回点検楽スルーは、静止画を利用する点検支援システムです。ライブ動画を常時配信するものではありません。
Q. カメラがメータの数値を自動で読み取りますか?
A. 数値のAI自動読取りではありません。撮影画像を確認し、利用者がクラウド画面へ数値を入力します。
Q. 設定値を超えたらメール通知できますか?
A. 手入力した点検値と設定したしきい値を比較し、範囲外の場合にメール通知する構成があります。
Q. 電源のない場所へ設置できますか?
A. 充電式カメラを使用できる場合があります。ただし、撮影回数や温度に応じた充電管理が必要です。
Q. 撮影したいときにすぐ画像を確認できますか?
A. オンデマンド撮影に対応できる構成がありますが、通信条件により取得まで時間がかかる場合があります。
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