- まず簡単に、自己紹介をお願いします。

坂口介護機器事業部・新規事業部の部長をやっている坂口です。
介護機器事業に関しては、新規市場を開拓するという大きなプロジェクトの中で、2013年4月に介護機器の開発・販売を始めた、タケモトでは新しい部署です。現在は介護機器事業部の、主に営業のマネジメントをしています。今は、介護機器以外の新しい事業についても立ち上げるべく、市場調査などにも力を入れています。

三井製品開発本部、本部長 三井です。
製品開発本部は新製品開発、最近では主に介護機器製品や、計測の新製品の開発を行っています。介護機器の開発に関しては、これまでも営業の坂口さんとは情報交換など、密にやってきていて、今後は介護以外の新しい製品の開発も考えています。そのための技術的な素材、新しいテクノロジーの開拓にも力を入れています。

- 坂口さんは入社して20年。三井さんは転職してタケモトに入ってこられたんですよね。

坂口僕は最初は技術職で入社して、いろいろな部署を経験して、今営業にいます。タケモトは創業100年近い会社なんで、ある意味タケモトカラーが出来上がってしまっていて、それっていい面、悪い面、両方あると思うんです。だから他所で働いていた方の新しい考え方はとても新鮮で、ものの見方などについても新しい切り口を教えてもらえたりして非常に参考になります。

三井僕は2012年に転職で入社しました。製品を開発するという明確な目標を持っていたので、それをやっていく上での土壌があると判断してタケモトを決めました。

- できるかできないかのジャッジをされているというわけですか?

三井できない、とは言わないですよ僕たちは。何でもやりますよって(笑)。開発はやってみないとわからない部分がいろいろあるので、展示会なんかに参加して新しい面白い技術、素材があるか見つけて、それを検証して、営業、坂口さんに提案するわけですよ。
今は営業から要望をもらっている場合も多いんですけど、技術サイドからももっと情報提供していこうと考えています。

坂口これまでは、技術ありきのタケモトだった。お客さまからのこんなものがほしいな、という声に応える製品を、まじめに愚直に作り続けてきた。もちろんそれも大事なんですが、技術的な頭で製品の位置づけを意識せずにモノを作るから、作ったら作りっぱなしで終わってしまう。タケモトがイニシアチブを取って製品を開発して、市場に展開していく、という流れが弱かった。
そういうところにメスを入れる意味合いでも、この新規事業を大事に育てていきたいんですよ。
マーケティングはもちろんしていきますが、あくまでタケモト主導でのものづくり、これがこれからのタケモトに必要なものだと考えています。

三井お客さまからみたらいいところでもあるんですけどね。
逆に、タケモトが製品の力で、市場、お客さまを引っ張っていけるぐらいになったらって思ってます。先は長いですけど。

- 就職活動をしている学生さんに一言、お願いします。

三井自分で目標を立てていける人と一緒に働きたいな、と思います。堅実でありながら、こう、新しいものも拒まない人とか。
例えば開発者だったら、入社したら少なくとも40年くらいは開発をする。もし、技術に興味が無いとしたら、その長い期間開発をし続ける、ってとても辛いんじゃないかな。
やっぱり好き、やってみたい、という気持ちが一番かなと思いますし、仕事が楽しい!と思えるようになれば、より良いものを生み出せる。こっちも長い目で見ていますし、新人さんにすぐに結果を出せなんて言わないです。プラス思考で頑張ることができる人が来てくれたら嬉しいです。

坂口営業はどこまでいってもやっぱり数字。でも数字に見えないこともたくさんあるわけなんですよ。見えないすべてが実は数字につながっていて、じゃあ今を越えるためにはどうすればいいか。
それには現状に満足せず、自己改善してどんどんスキルアップしていくしかないわけです。
いろいろ失敗することもあると思うけれど、前向きに歩いていける人と一緒にやっていきたいですね。

- 長い社会人生活、失敗することもたくさんありますよね。

坂口そう、失敗した時に、何故その失敗をしたか、それを分析して次に繋げることが大事ですよね。営業はね、繋げてナンボなんですよ。
こうやった、だめだった、じゃあ次こうしよう、と考えて行動していく中で、それが良い方法であれば数字もついてくるし、また逆もしかり。

三井技術にしてもそうですね、次の目標を立てて、自分で達成感を追い求めていく。 ひとりよがりは良くないですけど、失敗したから、間違ったからってなんてことない。 一回目は怒りませんよ(笑)

坂口タケモトは失敗してもいい会社。ただし二度と同じ失敗をしないという気持ちが大事。
タケモトが培ってきた技術やノウハウはいくらでも教えてあげられると思います。自分自身の成長を楽しめる人に来て欲しいです。

ありがとうございました!