力率制御
(りきりつせいぎょ)

  • 自動力率調整器
    自動力率調整器

交流の電力は有効電力・無効電力・皮相電力に分けて考えられます。
負荷が消費する電力が有効電力、消費されない電力が無効電力、電源が出力したつもりの見かけ上の電力が皮相電力です。
ベクトルの関係にあり、水平成分が有効電力、垂直成分が無効電力、有効電力と無効電力のベクトルの和が皮相電力になります。
有効電力と皮相電力のベクトルに挟まれる角度の余弦(cosΘ)をとったものが力率で、この角度が0度に近ければ近いほど(cosΘが1に近いほど)、無効電力の値は小さくなり、電気が効率よく使用されていることになります。
W・var・VAの関係
設備の負荷には、多種多様なものがあるので、稼働状態により力率が変化します。
力率が悪い状態(無効電力が大きい状態)を放置すると、設備の寿命を縮めたり、故障や火災の要因になることがあります。
そのために、設備用のコンデンサを設置し、このコンデンサのON/OFFを切り替えることで、力率を変化させ、無効電力を可能な限り小さく抑える制御が、力率制御です。

当社では、電力負荷の状態を監視し、電力用コンデンサ制御のための信号を自動出力する製品を開発・販売しております。(自動力率調整器)

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