定電圧回路
(ていでんあつかいろ)

定電圧回路は、温度や入力電源電圧が変化しても一定の電圧を供給する回路です。ツェナダイオードや三端子レギュレータで定電圧回路を構成するのが一般的です。
ツェナダイオードは、個々の素子のバラツキや温度による変動があり、精度が必要な電源には向いていません。三端子レギュレータは、入出力ピンとGNDの3本のピンのICです。周辺回路は、入出力にコンデンサを取り付けるだけで動作し、回路構成も簡単なことから、定電圧回路としてよく利用されています。ただし、入力が12V、出力が5Vで電流が1A流れている場合、入出力電位差が7Vあるため、三端子レギュレータで消費される電力Pは、P=7V×1A=7Wとなります。負荷には5Vがかかり1A流れていますので、負荷での電力P’=5V×1A=5Wです。三端子レギュレータで消費される電力の方が高くなり、非効率な電源となります。

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