- まず簡単に、自己紹介をお願いします。

野村製品開発本部 情報開発課、課長の野村です。 主に、計測事業部の製品のソフトウェアを担当していました。最近では情報開発課として、ソフトウェア部隊のマネジメントも行っています。 タケモトデンキはベトナムに開発センターがあるので、普段はベトナム人社員とも一緒に仕事をしています。

福田福田登、25歳です。誕生日は4月13日です(笑)。 計測営業本部で、電気を計る計測器を販売する営業をしています。 最近は太陽光発電がブームで、その運用をサポートするような計測器をメインに、営業活動をしていますが、お客さまにPRをするだけではなく、実際の施工の現場に行ったり作業をしたり、お客さまと直接やりとりをしながら充実した日々を送っています。

- 野村さんの開発製品を福田さんがお客さまに売ることもあるんですよね。

福田野村さんが開発した空調を省エネする計測器をお客さまのところに導入した時は、すごく助けてもらいました。 据え付け作業をしながらわからないところがあって、 野村さんに電話で聞いたりしてなんとか作業を終わらせることができたんです。

- 福田さんは文系出身ですよね。専門知識についてはなかなか難しいのでは?

野村僕的には結構噛み砕いて説明してるつもりなんだけどわかりにくいかな(笑)。

福田実際わかりやすいですよ(笑)。
仕組みを知っていても実際の取付になるとわからない部分もでてきたりするんですよね。

野村本当は問い合わせの来ない製品づくりが大事なんですけどね。 お客さま、もしくは営業からの問い合わせに技術的サポートをすることも仕事の一つなので、できるだけ丁寧な説明を心がけています。一方、営業やお客さまの要望に技術・モノづくりで応えるのも僕の仕事です。 でも僕たちは普段問い合わせでしかお客さまと接する機会がないんですよね…

福田そこは営業がお客さまから直接話を聞いて情報収集。そして共有していきます。

野村福田くんがお客さまのニーズを見つけてきて、「こんなもの作ったら絶対売れる!」っていう話をもってきてくれたら、「ほな、やったるわ!」という感じ。どんどんつくりますよ?

福田がんばります(笑)。

- 福田さんは入社3年目、野村さんは13年目ということですが、入社してからこんな風に変わったな、ということはありますか?

野村入社当時、エンジニアによくあるタイプで、僕は本当にしゃべるのが苦手だったんです。設計に配属されてもずっとそうだったんですが、ある時を境にお客さまとお話する機会が増えて、自然とうまく喋れるようになってきました。
また、海外出張の機会もあったんですが、その時全く英語が喋れず、ものすごく悔しい思いをして帰ってきたことをきっかけに、英会話の勉強も始め、今では軽く会話ができるようになりました。コミュニケーション能力があがった、というより、人と話をすることを楽しめるようになったこと、これが一番の成長ですね。

福田入社当時に比べたら、お客さま目線に立つことを意識できるようになってきました。 僕がお客さまのところに行くときは、技術の人と接する機会が多いんですが、今の僕では正直知識不足のところもあります。 でも、分からないところも、例えば調べてまた来ます、といったお話に繋げて、お客さまに安心感を与えられる仕事を心がけています。ちなみに、頂いた宿題は会社に帰ったら猛勉強です。

- お客さまに受け入れてもらえる努力は大事ですね。

福田僕たちは、お客さまの時間を頂いて訪問だとか、PR活動をしているわけです。 だから、限られた貴重な時間に何を提供できるのか。 そこを大事にすることが、お客さまとの信頼関係を築き、結果的には数字にも繋がると考えています。 これからもお客さま目線を大切に営業活動をしていきたいです。

- この先10年、20年と会社を支えていく社員としてなにか考えていることはありますか。

野村お客さま目線で既存製品を売り続けるのもタケモトらしさなんですが、IoT(Internet of Things)、つまりモノのインターネット化を進めて、大きなシステムの中だけでなく、お客さまにより近いところで使ってもらえる製品を作りたいなと思っています。そのための下準備も日々、しています。

福田タケモトという製造業を選んだ時点で、なにかしらのモノづくりをしたいと決めて入社しました。 僕は営業なので直接何かをつくるわけではないんですが、アイデアだとか、お客さまの声をもとに製品企画から、 販売までをちゃんと自分でプロデュースしたい、と考えています。 もちろん今すぐには難しいですが、いつか絶対にやってみせたいと考えています。 良いアイデアがあれば野村さんならなんとかしてくれるって思っています!

野村採算が合えばね(笑)。
でもそういう意見はどんどんもってきて欲しいです。開発目線ではなかなか気づけないこともありますからね。

福田今考えているのは何かお客さまの普段のお仕事や行動をもっと便利にできるような製品を作りたいです。 人の動きを変えるような、「そう、タケモトデンキのマルチメータならね。」みたいな…(笑)

- 「夢は大きく」ですね。では今夢に向かって就活をしている学生さんに一言お願いします。

野村人生色々な困難が有ります。出る杭は打たれる、それは当たり前です。 これは社長がよく言っておられるんですが、それでも出続ける杭になってほしい、これが僕の思いでもあります。 技術力などはあとからいくらでも身につけられるわけですから、今持ってなくても大丈夫。 めげないこと、打たれても頭を出し続けることで、頭ひとつ抜きん出る人材になれると思うし、そうでなくてはきっと今の時代、埋もれていってしまう。それで会社や社会に文句ばっかり言ってても、全然面白くないじゃないですか。だから困難に立ち向かうことを恐れずに、むしろ逆境を楽しむぐらいの人が来てくれたら頼もしいです。 もちろん全員が全員そうだとちょっとしんどいですけどね(笑)。

福田もしくは打たれてるのわかってない人とか…?(笑)

野村それはもう天性のものですね、鈍感力ってやつでしょうか。あとは打たれるのが嬉しい人とか…

福田それはちょっと(笑)。でもやっぱり仕事も喜んで、楽しんでやらないと!

- そうですね。福田さんはどうですか、仕事楽しいですか?

福田楽しいです。僕今すごく楽しいです。 僕は、仕事でもプライベートでも、失敗しても落ち込まないようにしています。 落ち込んでても仕方ないんで、くよくよしないで次に繋げる。それができるようになれば仕事はすごく楽しくなります。お客さんと話す、社内で共有する、といった業務の流れの中で、僕のアクションがいろんな人の間を巡って返ってくる、これがとても楽しいです。 失敗しても長い人生のうちの一瞬と割りきって、これを糧に次にどう繋げてやろうかと考えながら、日々笑顔で頑張っています。

野村そういう意味では僕も毎日楽しいです。 ある程度の自由度を持って、新しいものを作れる環境がありがたいです。 ちゃんと説明をして理解を得られれば、だれでも自分で改革していける社風があります。

福田仕事のやり方を自分なりの幅をもって工夫できる、いい意味で自由な会社ですもんね。 よりよいものを求めることに関しては、サポートを惜しまない会社だと思います。

会社を背負っているお二人の今後、とても楽しみです。ありがとうございました!