単位水量の3%でスランプは2.5㎝変化!  

今回は、配合の単位水量と骨材の表面水率とスランプのお話です。

生コンのプロである皆様には「釈迦に説法」でとても恐縮なのですが・・・
生コンクリートの製造プロセスにおける管理ツール活用のお話としてとしてお付き合いください。
JISに定められた生コンクリートのスランプ許容誤差は±2,5cmです。
骨材の表面水率が一定で、配合設計どおりの計量ができれば、
練り上った生コンクリートのスランプは許容誤差を外れないハズです。
しかし、工場で使用する骨材の表面水率は、搬入に対する使用のサイクルや、
保管条件などによって刻々と変化します。

例えば、生コン1㎥の配合(砂840kgで)水180kgの場合に、
砂の表面水率は一定と仮定して、
バッチ計量時の水の動荷重で3%(5,40kg)以上の計量誤差が発生すると、
JISが許容するスランプ誤差の±2,5cmを外れることになります。
水の計量誤差5,40kgって・・・この配合の砂の表面水率に換算すると何と、0,64%!
(スランプ18cmで単位水量180kgの配合で換算すると、
180kg×1.2%=2.2㎏、スランプ変動は5,40÷2.2≒2,5cm(※1)

このように見えない水量を出来るだけ正確に把握管理することが、
生コンの製造品質に直結します

そんな品質管理に欠かせない”水分センサー・ピクノスター”とともに、
多くのお客様にお使い頂いている”砂表面水率モニターTPM”を
砂利4種類、砂4種類で水分センサー8本分の表示ができる
「骨材表面水率モニター」
にリニューアルしました。

表示可能な銘柄数を大幅に増やし、
さらに数字が見やすいモニター画面を採用、
タッチパネル式で直感的な操作性を備えた骨材表面水率モニターです。

(※1 コンクリート工学会発行「’21 コンクリート技術の要点」より論式抜粋)

お客様が抱えておられた問題・課題

工場の計量器増設を行ない、砂を3種類使用することになった。
以前から砂表面水率測定にTPM水分計を使用しており、砂3種表示にしたいが、最大2種表示の仕様。
一台追加を…と考えたのだが現行機器の設置スペースに、それほどの余裕がない。

当社の提案

新型水分計「H-TPM」は、骨材の表面水率表示 2種/4種/最大8種 の切替表示と、
表面水率表示ができる銘柄数を大幅に増やしました。
砂利の表面水率もモニタリングしたい場合は、砂利センサー後付けでOKです。
モニターはプロトタイプに比較して、大画面で数値表示の見やすさにこだわり、
実際の表面水率の変化を見られる良さはそのままに、キャリブレーションや機能設定を、より簡単に行って
頂けるようにタッチパネルを採用しました。
測定データは「見て確認」の単独使用、または「操作盤と連動」のどちらにも対応ができます。
(操作盤と連動させる場合は、操作盤の入力追加改造が必要です。)

導入製品

  • 骨材表面水率モニター/H-TPM

    H300mm/W370mm/D80mm
    デスク取付けモニターアーム・12.0インチタッチパネル採用
    (測定用インターフェイスBOX付属)

  • メイン画面

    骨材 2種/4種/最大8種 切替表示可能
    水分センサー測定値表示 砂4種・砂利4種 最大8種表示
    (写真は骨材4種表示)

  • 砂表面水率モニター(プロトタイプ)/TPM

    .砂表面水率表示
    砂1種表示・砂2種表示の2タイプ
    (写真は砂2種表示タイプ)

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